『カラーとヘアケア』アルカリによるダメージ編

こんにちは、カラーリストのチャーリーです。

クリスマスはどうお過ごしでしたでしょうか?
僕はほぼ1日中“ひぐらしのなく頃に”のアニメを1話から観続けていました。

病んでるのかな…?

閑話休題

前回カラーダメージの原因には主に3つあると言いましたが今回はその中のアルカリによるダメージについてより詳しくお話しさせて頂こうと思います。

そもそも髪がアルカリ性になると何が起こるのでしょうか?
答えはキューティクルが開きます。
そのためカラーの染料が髪に入っていきやすくなります。

またカラー剤はアルカリが強くなるほど髪の内部のメラニンを破壊できるようになるため、髪を明るくするためにも必要なものです。

ただしアルカリが高くなるほど髪の内部の油分は流れ出やすくなるため髪への負担も大きくなります。

カラーをする時には常に高いアルカリが必要なのでしょうか?
そんなことは決してありません。

先程説明したように明るくしたい場合には高アルカリである必要があります。
ただ明るさを変えなかったり、暗くする場合今の状態よりメラニンを破壊する必要がないためアルカリは高くある必要はありません。

そのため僕がカラーさせていただく時、トーンキープやトーンダウンの場合髪の状態に合わせてカラー剤のphが弱アルカリ性~弱酸性になるように調合してカラーさせて頂いております。

『カラーとヘアケア』アルカリによるダメージ編_20191226_1

こんな感じ。

そうすることでアルカリによって髪にかかる負担を最小限に抑えさせていただき、油分の流失を抑え髪の体力を出来るだけ残せるようにカラーさせていただいております。

今回はこんな感じで!
次回は酸化ダメージについて話そうかな~と考えております。
チャーリーでした!
ではまた!